世界遺産 青森の旅 その2
1992年から発掘調査
三内丸山遺跡では、1992年(平成4年)から始まった発掘調査で、縄文時代の前記~中期(紀元前約3900年~2200年…これは現在から5900年~4200年前)の大規模な集落跡が見つかりました。
地道な発掘調査によって、たくさんの竪穴建物跡、掘立柱建物跡、盛土、大人や子供の墓などのほか、多量の土器や石器、貴重な木製品、骨角製品などが出土しました。
2021年に世界文化遺産
青森県は遺跡の重要性から、1994年(平成6年)に遺跡の保存を決定。1995年(平成7年)から遺跡の整備と公開を行いました。1997年3月には史跡に指定され、さらに2000年(平成12年)11月には特別史跡に、そして2003年(平成15年)5月には出土品1958点が重要文化財に指定されました。
2021年(令和3年)7月には三内丸山遺跡を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」がユネスコの世界文化遺産に登録されたのです。
縄文にタイムトリップ
青森県では、縄文時代の「ムラ」を体験できる場所として、三内丸山遺跡保存整備、活用をすすめており、世界文化遺産に登録されてから多くの人々がおとずれています。
- 屋外の展示
現在、三内丸山遺跡は、
遺跡の復元をした広々とした屋外展示の「縄文のムラ」があり、散歩気分で縄文時代へのタイムトリップを楽しめます。
- 屋内の展示
チケット売り場(入退場口)、各種出土品の整理・保存・展示を実施、さらに、遺跡を動画で紹介する縄文シアター、土器などの重要文化財展示・縄文人の生活を再現した常設展示室(さんまるミュージアム)が配され、体験工房、レストランなどがあり、縄文時代に関するベントなどが実施されていて、立派な博物館を連想させるイメージでした。
縄文時代を表現する人形もありました。遺跡は通年で公開され、
自由に見学できます。
■見学時間 9:00~17:00 入場は閉館の30分前まで)
※9月30日は18:00まで開館
■休館日 毎月第4月曜日(祝日の場合は翌日)、
12月30日~1月1日
■観覧料金 一般・410円、高校生・大学生等・200円、中学生以下・無料
■ガイド 遺跡の無料定時ガイド実施。出発時刻…9時15分、10時、11時、
12時、13時、14時、15時。8~9月は16時発、
10月~7月は15:30出発ガイドあり
■交通 車…東北自動車道青森ICから約5分
青森空港から約30分
バス…青森空港から約35分
JR新青森駅から、徒歩で約30分。ねぶたん号で約15分
■問合せ:TEL:017―766―8282