世界遺産 青森の旅 その1
2021年7月に世界遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」。
青森県にある日本最大規模の縄文集落遺跡「三内丸山遺跡」へ出発。
9時間のドライブで青森へ
私が都内をしたの2021年8月上旬の早朝。東北道などを走行し、SAなど4カ所を経由。約9時間のドライブで青森港の近くに位置するホテルに到着しました。
宿泊が難しい時期
「ねぶた祭り」が開催されるこの時期は、毎年、青森(県内すべて)のホテルのほとんどが満室となって宿泊が容易でありません。しかし、2021年はコロナの影響によって「ねぶた祭り」が中止になり、1週間前の宿泊予約で、部屋の確保(1泊素泊まりで、1人6,300円)が可能でした。ラッキーだったね。
汗だくで遺産を撮影
「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、この年、世界遺産に登録されたばかり。登録されたエリアは北海道、青森、岩手県および秋田県に所在する17遺跡で構成いています。
「三内丸山遺跡」大きな博物になってにおり、到着したのはホテルに着いた翌日。三内丸山遺跡の現地は、ホテルから車で20分ほどの距離にあり。センター開館の時間前に到着しました。
取材スタッフは、青森地方はもっと涼しいはずと、思い込んでいたのですが、当日は30℃を超える猛暑でびっくり。カメラマンは汗だくで屋外の撮影を行いました。
1万5千年前から定住
縄文遺跡群一帯は、ブナ、クリ、クルミなど、落葉樹の森林が広がって、海では暖流と寒流がぶつかて豊かな漁場が形成されていました。縄文人の定住がはじまったのは、今から1万5千年前で、その後は1万年以上も、農耕に移行することなく、採集、漁労、狩猟などによる定住が発展。気候の温暖化や寒冷化に適応して生活が営まれたそうです。そしてこの間、墓地、儀礼の場である盛土、土偶などが見られる精神文化が育まれたとか。
農耕以前の生活・文化
今回、世界遺産に登録された縄文の遺跡群は、端的に言うと、「農耕以前の人類の生活と、精神文化」を示す遺産だそうです。
ここまでの原稿は、縄文遺跡群世界遺産保存活用競歩会のパンフレット(2021年8月1日版)を参考にしています。詳しく知りたい方は、文化庁ホームページなどで調べてください。