涼しさ満喫、等々力渓谷 その１

渋谷駅からわずか20数分で、渓谷公園

「渋谷駅」から東急東横線に乗り、「自由が丘駅」経由で、東急大井町線の「等々力駅」へ行くと、東京23区内唯一の渓谷である「等々力渓谷」がある。ここは東京都の名勝に指定されている自然豊かなスポットであるが、「渋谷駅」からの所要時間はわずかは20数分のアクセスである。渓谷には清らかな水が流れ、樹々の梢を通って心地よい風が吹き、とても涼しいエリアになっている。最寄り駅の改札を出てから、わずか３分ほど歩くに、「等々力渓谷公園入口」がある。

地上より３～４度は涼しい

公園入口のすぐ横に、渓谷の目印となっている橋桁が赤色のゴルフ橋があります。源流は世田谷区桜丘3-4丁目付近の湧水だ。谷沢川の中間1km区間が、等々力渓谷公園を流れます。散策ルートは、ゴルフ橋から、下流の矢川橋までの700ｍほどだ。渓谷の川岸は、片側が整備された遊歩道となっており、谷沢(やざわ)川の流れ沿いに散策を楽しめます。ゴルフ橋とは、1932年（昭和7年）にゴルフ場に行くために架けられた橋。現在の玉川野毛町公園一帯に「等々力ゴルフコース」がありましたが、第二次大戦を樹に廃止されました。ゴルフ橋は、その名残なのです。

木々が深々と茂るエリア

渓谷の両側は切り立った斜面に、シラカシ、ケヤキ、ムクノキ、イヌシデ、コナラなどの木々が群生して、深い緑の森を形成している。渓谷の内部は陽が全くあたらないので、真夏であっても地上より３～４℃温度が低く、涼を求めて散策する人々が訪れています。渓谷の中を歩くと環境になっていて、地上が商店や住宅が並ぶ立地であることを忘れてしまいそうになります。エリア散策には1時間程度もあれば十分でしょう。ボランティアによって、きれいに清掃されているので、周辺はとてもきれいです。

※以上は2020年8月の取材に基づいています。