大眺望の“千畳敷カール”で涼夏 その1
ロープウェイに乗って一気に標高2,612mの山岳エリアへ。20℃前後の夏を堪能。
約2万年前の地形
氷河地形として知られる「千畳敷カール」があるのは、長野県駒ヶ根市と宮田村にまたがるエリアだ。ロープウェイを使えば、中央アルプスの宝剣岳直下まで一気に上がることができる。「千畳敷カール」は、約2万年前に氷河によって浸食されたカール(半円形の窪地)の地形で、畳を1,000枚ほど敷いた広さがあることから、こう呼ばれています。
カールに楽々とアクセス
最大の魅力は、アルプス主陵直下までロープウェイなどを使って楽々と行くことが出来る事だ。中央アルプスの表玄関であるJR飯田線駒ヶ根駅、または菅の台バスセンターから、路線バスとロープウェイを乗り継いで、2,612mの「中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ 千畳敷駅」へアクセスできるのだ。
山頂駅前に広がる絶景
ロープウェイに乗って車窓から広がる南アルプスを眺めながら空中散歩をすると、約7分30秒ほどで標高日本一を誇る千畳敷駅に到達(通年営業)。駅に隣接して素晴らしい景色を堪能できるホテルやレストラン、カフェがあるのも嬉しい。駅舎の外に出ると、目の前には千畳敷カールが広がり、美しく雄大な景色を求めて、全国から多くの登山者や観光客が訪れます。
気温20℃前後の夏に山歩き
夏でも最高気温は20℃前後の気持ち良い日々が継続。朝夕はひんやりした大気に包まれますが、日中は強い日差しが降り注ぎます。山岳ロープウェイは、1967年にアルプス宝剣岳直下まで架けられたが、この開業によって、カールはは登山者ばかりでなく、観光客にも身近な存在になったのです。
DATA
中央アルプス駒ケ岳ロープウェイ
■運営…中央アルプス観光(株)
■本社…〒399-4117 駒ヶ根市赤穂759-489
■標高…【起点】しのび平1,661.5m
【終点】千畳敷駅2,611.5m(日本最高所駅)
■高低差…950m(日本最高)
■運転所要時間…7分30秒
■水平全長…2、127.5m
■斜長…2,333.5m
■ゴンドラ…61人乗・2両
■問合せ:TEL:0265-83-3107